ボタン電池というと日常的に使うものというイメージではないと思います。しかし目につかないだけで様々な電子機器に使用されています。
身近なところでは腕時計です。薄型のボタン電池が使用されています。キッチンタイマーや玩具にもボタン電池がよく使われています。
100均でもボタン電池が購入できる
一般的にボタン電池を購入する機会はあまりありません。いざ必要になったときにどこで売られているかわからずに困ることもあります。
わざわざ電器店やホームセンターへ買いに行く必要はありません。コンビニに行けばほぼ確実に販売されています。スーパーでも大手チェーンでは大抵売られています。
しかしボタン電池はあまり安くはありません。使い捨ての電池のわりにはいい値段がします。安く買うことはできるのでしょうか。
実は100均でもボタン電池が販売されています。
100円だと品質はどうなの? と思うかもしれません。実際は100均だからといって低品質ということはありません。大手メーカーのブランドが販売されている場合もあります。
100均で販売されているボタン電池の種類
ダイソー、セリア、Can★Do(キャンドゥ)で確認できたボタン電池を記載します。
型番 | ダイソー | セリア | Can★Do (キャンドゥ) |
|
ボタン電池 | LR44 | ○ | ○ | ○ |
LR41 | ○ | ○ | ○ | |
LR43 | ○ | ― | ○ | |
LR1130 | ○ | ○ | ○ | |
SR621 | ― | ― | ○ | |
SR626 | ○ | ○ | ○ | |
コイン電池 | CR2032 | ○ | ○ | ○ |
CR2025 | ○ | ○ | ○ | |
CR2016 | ○ | ○ | ○ | |
CR1220 | ○ | ○ | ○ | |
CR1616 | ○ | ○ | ― | |
CR1620 | ○ | ○ | ― | |
CR1632 | ○ | ○ | ― |
※比較的大型の店舗で確認したものです。店舗によって品揃えが変わる場合があります。
「LR44」や「CR2032」のようなメジャーなボタン電池はどこでも売られています。一方で販売されていないものもあります。「SR621」を販売していたのは「キャンドゥ」のみでした。
ダイソーは品揃えが豊富でした。ノーブランド品だけでなく「三菱」や「maxell」のブランド品が販売されていました。
ボタン電池の見分け方
ボタン電池は一見なんの表記もないように見えるかもしれません。
「電池の上面(+極)」をよく見ると刻印がされています。そこに「LR44」といった「型番」が表記されています。そこで電池の種類を判別できます。
同じようなサイズでも型番によって厚みが違います。まったく同じサイズでも種類によってわずかに「電圧」が違う場合があります。適切な電池を使用する必要があります。
ボタン電池とコイン電池の違い
名称の違い
ボタン電池には2種類があります
・ボタン電池
・コイン電池
「ボタン電池」と「コイン電池」の名称に明確な区別はありません。小型の電池を「ボタン電池」と総称したり、厚みの薄い電池を「コイン電池」や「コイン形電池」と呼ぶことがあります。
電圧の違い
ボタン電池とコイン電池は形状の特徴が違うだけではなく「電圧」が異なります。
・ボタン電池
1.5V(1.4V、1.5V、1.55V)
・コイン電池
3.0V
ボタン電池は基本的に「1.5V」です。型番の違う互換品が多数存在します。サイズが同じでも使用された素材によって電圧に「1.4~1.55V」の違いがあります。動作不良の原因になるので使用する際は適切な電池を使用する必要があります。
一方コイン電池の電圧は「3.0V」で統一されています。
おわりに
100均に行けば一般的なボタン電池なら大抵は手に入ります。
低価格なボタン電池がほしい、とりあえず機能すればいいという場合は100均で買ってみるのもいいかもしれません。