否定とは奪う行為




※当記事は2019年5月7日に公開しましたが、一部の文体をリライトして2019年6月15日に再公開しました。

世の中には否定が横行しています。自分の価値観にそぐわないものはまず否定します。

当人が本当に納得しているのならそれでも構いません。しかし多くは他者から植え付けられた価値観にすぎません。

親や教師が言っていた、みんなが言っている、テレビで言っていた。根拠はその程度のものです。

否定が多い人間ほど「常識」を好みます。大勢が常識だと考えているものを闇雲に信じて疑いません。常識から外れたものを非常識なものとみなします。

当人が勝手に信じる分には構いません。しかしそんな人間ほど害悪を振りまきます。彼らは他者の否定を始めるのです。

否定が多い人は自分が使う言葉に無頓着です。漫然と「駄目」や「できない」という否定語を使用します。

否定とは奪う行為

否定とは奪う行為です。否定することで他者の気分を害したりやる気を削いだり時間を浪費させたりと様々な手段で奪います。

彼らは他者の足を引っ張る天才です。本質的には窃盗や強盗と同じです。明確な犯罪として認識されない分タチが悪いのです。

 

否定する人間ほどドリームキラーになる

ドリームキラーは人の夢を壊そうとする人間です。彼らはなにかに挑戦したり夢を叶えようとする人間を否定します。

なぜドリームキラーは否定をするのでしょうか。

彼らには挑戦したり夢を叶えようという発想がありません。失敗することは悪いことだと考えています。なにもしなければ少なくとも失敗はしないのです。そのため、ひたすら現状維持を続けようとします。

素行の悪い人間は「腐ったみかん」と揶揄されます。確かにそういう人たちと関われば悪影響を受けます。しかしもっと悪質な人間がいるのです。それがドリームキラーです。

彼らは善良な人間のふりをしながらもっともらしいことを言いつつ否定して奪うのです。

炎上商法は奪う行為

炎上商法が流行っています。ある有名人は炎上商法が効率的だと発言していました。確かに炎上商法は注目を浴びるには非常に有効な手段です。

炎上させるためには対象が「認知的不協和」を起こすように煽ります。認知的不協和を起こした人間は期待どおりに飛びついてくれます。

ひとたび火がつけばネット上でまったくまに拡散します。炎上に高額な広告費は必要としません。非常に低コストで注目を得られるのです。

しかし炎上で行われていることの多くは、否定することで人の感情を刺激して反響を得ようとしています。彼らは炎上によって多くの人たちの気持ちを奪っているのです。

その一方で、炎上商法を行っている当人も自分が奪われることには敏感です。自分につきまとう利益にあずかろうとする人間を嫌悪しています。彼らは自分が嫌っている行為をそのまま行っているのです。実に矛盾しています。

おわりに

奪われないためにはどうすればいいのか。

人間の性格や行動は簡単に変わるものではありません。否定が多い人がいたら距離を置きましょう。

むやみに自分が挑戦していることや夢を話さないことも重要です。相手に否定する口実を与えるだけです。

奪いにくる人間とガマンして付き合ってもデメリットばかりです。最悪の場合、悪影響を受けてあなたも奪う人間になってしまいます。

否定する人とは一切の関わりを断つのが望ましいのです。たとえ孤立しようが孤独になろうが人生を無駄にするよりはマシですから。