否定とは奪う行為だ




世の中には否定が横行している。自分の価値観にそぐわないものはまず否定だ。

当人が本当に納得しているものならそれでいい。しかし多くは他者から植え付けられた価値観だ。

親や教師が言っていた。誰かが言っている、みんながやっている。テレビで言っていた。そんな程度の価値観に過ぎない。

否定が多い人間ほど「常識」というものを好む。大勢が常識だと考えているものを闇雲に信じて疑わない。常識から外れたものは非常識なものとみなす。

当人が勝手に信じている分には構わない。しかしそんな人間ほど害悪を振りまく。彼らは他者の否定を始めるのだ。

 

否定とは奪う行為だ

否定とは奪う行為だ。否定することで他者の気分を害したりやる気を削いだり、時間を浪費させたりと様々な手段で奪う。

当人は無自覚だ。単に自分の常識に基づいて行動しているだけだ。悪意があるとは限らず、むしろ善意で行っている場合がある。しかしやっていることはただ奪っているだけだ。

彼らは他者の足を引っ張る天才だ。強盗や窃盗のように明確な犯罪として認識されないのでタチが悪い。

 

成功していない人間ほどドリームキラーになる

ドリームキラーとは人の夢を壊そうとする人間のことだ。

彼らは、なにかに挑戦している人間、夢を叶えようとしている人間に対して否定をする。

なぜドリームキラーは否定をするのか。それは、当人が挑戦したり夢を叶えようとしたことがないからだ。彼らはなにもしないことが人生の正解だと考えている。ただ生存するために人生を送っている。

なにも挑戦しないことが社会の「常識」だ。その常識にそぐわないことは非常識である。しかしその価値観は当人のものではなく、他者から与えられたものだ。

素行の悪い人間は「腐ったみかん」と揶揄される。確かにそういった人間と関われば悪影響を受けるだろう。しかしもっとタチの悪い人間がいる。それは否定が多い人間だ。

彼らは善良なフリをしながら他者を否定して奪う。まさに偽善者だ。

 

炎上商法は乞食行為である

炎上商法が流行っている。ある有名人は炎上が効率的だと発言している。確かに炎上は注目を浴びるためには有効な手段だ。

炎上するためには他者に「認知的不協和」を起こさせればいい。不協和を起こした人間は見事に飛びついてくれる。

ひとたび火がつけばネット上でまたたくまに拡散する。炎上に高額な広告費は必要としない。非常に低コストで注目を浴びることができる。

しかし炎上で行われているものの多くは否定だ。むやみに他者の感情を刺激することで反響を得ようというのだ。彼らは炎上により多くの人間の気持ちを奪っているのである。

その一方で、炎上商法を使っている当人も奪われることには敏感だ。自分につきまとう利益にあずかろうという人間を嫌悪している。彼らは自分が嫌う行為をそのまま行っているのだ。まさに矛盾だ。

 

おわりに

奪われないためにはどうすればいいのか。

人間の性格や行動はそう簡単に変わるものではない。否定が多い人間とは距離を置こう。

否定が多い人間は自分がどんな言葉を使っているかに無頓着だ。漫然と「駄目」や「できない」といった否定後を多用する。

常識に捕らわれている人間も要注意だ。彼らは他者から植え付けられた価値観を鵜呑みにして信じて疑わない。判断を放棄している人間の言うことが信じられるか。彼らは常識から外れたことを否定する。しかしその常識が正しいという保証はないのだ。