宅配便で荷物を送るときに、ちょうどいいサイズの箱がなかったり、わずかにサイズ区分を超えてしまうことがあります。なるべくなら荷物が収まる範囲で送料を節約したいですね。
そんな場合には、箱を加工して小さくすることでサイズ区分を下げることができます。
目次
宅配便のサイズ区分
宅配便の配送料金は「サイズ区分」により決まります。
サイズ区分は荷物の、「幅・長さ・深さ」の「3辺の合計」の長さで決まります。

サイズ区分についての詳細はこちらの記事を参照してください。
ヤマト・ゆうぱっく・佐川急便の配送サイズのまとめ
箱の大きさをサイズ区分に収まるように調整することで、送料を抑えることができます。
箱の深さ(高さ)を小さくする方法
必要なもの
頑丈で長めの定規(30cm以上)
カッターナイフ
ペン
ここでは、幅25cm、長さ35cm、深さ25cm のダンボール箱で説明していきます。
1. 箱の3辺の長さを測る
25cm + 35cm + 23cm = 83cm
→ 100サイズ
この場合は、あと数センチサイズが小さければ80サイズの料金になるので、4cm小さくすることを想定します。
2. 箱の4ヶ所に印をつける
ダンボール箱の「4隅」に、サイズ区分に収まる深さの位置に印をつけます。
この場合は19cmの位置になります。
3. 印の位置までカッターで切る
箱の上部を開き、カッターナイフで「4ヶ所」を印の位置まで切ります。
4. 箱の側面に折り目をつける

定規をあてがいながら、破線の位置で箱の側面を外側に折り曲げ、しっかりと折り目をつけます。
4つの側面にすべて折り目をつけます。
全面と背面を若干低い位置で折ると、箱を閉じたときに収まりが良くなります。
最後に逆側に折れば完成です。
スーパーでもらってきたダンボール箱で実際にやってみる
スーパーでペットボトルの梱包に使われたダンボール箱をもらってきました。縦に長めの寸法なので少し低く調整してみたいと思います。

箱の四隅に印をつけます。

カッターで切り込みを入れます。

定規をあてがいながら4つの側面を外側に折り曲げていきます。

しっかりと折り目をつけます。

4ヶ所を内側に折って完成です。

箱を閉じるときは、まずガムテープを横方向に貼ります。こうすることで上部が浮くことを防げます。

ガムテープを縦方向に貼り終了です。
おわりに
作業はそれほど難しくありません。手間をかけずにできるので試してみてください。