安全にクラウドドライブを使う方法

モバイル機器を使う上でクラウドドライブはとても便利なものです。クラウドドライブを活用することで限られた容量を有効に使うことが出来ます。

Googleが提供するGoogleドライブは特に人気で多くのユーザーが利用しています。他にもさまざまなサービスが登場しています。

しかしクラウドドライブはメリットばかりではありません。安全に使用するためにはリスクを知っておく必要があります。

クラウドを利用する上でのリスク

クラウドドライブを利用する上ではいくつかのリスクを念頭に置く必要があります。

・サービス内容の変更
・ハッキングや不具合によるデータの流出
・人為的なトラブル
・サービスの終了

サービス内容が変更されるリスク

クラウドドライブでよくあるのはサービス内容の変更です。

特に多いのは利用可能な「容量」の変更です。サービス開始当初は容量が多かったものが途中から減らされてしまったというのはよくある話です。

IT関連のサービスはサービスの内容が変更されることが珍しくありません。規約もたびたび変更されます。

無料サービスだから仕方ないと考えるかもしれませんが有料サービスでも起こることです。魅力的な条件で集客しておいてあとから制限するというのはよくあります。

容量だけでなく共有デバイス数に制限がかけられるといったものもあります。好条件だからといって過信するのは危険です。

ハッキングやトラブルによるデータ流出のリスク

クラウドサービスは特別なことをやっているわけではなく一般的なウェブサイトと同様にインターネット上のサーバーを利用しています。

そのため常にハッキングやアタックの危機に晒されています。これらはデータの流出の原因になります。その他にも様々な理由でデータが流出する危険があります。

クラウドドライブの利用は常に情報漏えいのリスクを考えておく必要があります。データを盗まれるだけではなく設定の不手際で不特定多数が閲覧できる状態になっていたというケースもあります。

アタックを受けてサーバーがダウンすればデータへアクセス不能になります。クラウドドライブは便利ではありますが常に不便と隣り合わせです。

人為的なトラブルのリスク

大抵のトラブルはシステムの不具合より利用する人間が引き起こすものです。

・ユーザーのミスによるデータ流出や消失
・管理者が盗み見る

ユーザーのミスによるデータ流出や消失のリスク

不正アクセスに限らずユーザーの不手際によってデータの消失や流出が起きる危険があります。ユーザーがITに慣れてるからといって安心はできません。予期しないトラブルが起きる可能性は常にあります。

クラウドドライブのデータがネット上に公開状態になっていたという話もあります。ユーザーが注意していてもサーバーの管理者がミスをしていれば避けられません。

ユーザーの誤操作でクラウド内のデータを消失したという話もあります。失ったデータを復旧するのは困難な上に時間を浪費します。こうったリスクも想定しておかなければいけません。

管理者がデータを盗み見るるリスク

どんなに堅牢なサーバーでも管理者がデータを覗き見していたり盗んでいたらユーザーには対処しようがありません。危険はハッカーやクラッカーだけではないのです。

それ以外にもAIの検閲があります。

多くのクラウドドライブはAIによって自動的にチェックされています。不適切と判断されたデータは自動的に削除されることもあります。たとえ問題のないデータでも誤判定を受けて削除される場合もあります。

機密情報だろうと勝手に覗き見られているのです。ユーザーはそういったリスクを考慮しなければなりません。

不満があってもユーザーは規約に同意しているので文句は言えません。行っているのはAIだとはいえ収集した情報はビッグデータに利用されています。クラウドドライブにプライバシーは皆無です。

サービスの終了のリスク

クラウドドライブは永久に利用できるわけではありません。

IT業界は盛衰が激しく数年でサービスが終了することは珍しくありません。

GoogleやAppleのような超巨大企業が突然消えるということは考えにくいことです。とはえいえいつまでもサービスが続くという保証はどこにもありません。規約上は突然サービスが終了しても文句を言えないのです。

クラウドドライブを利用する際はいずれサービスが終了するリスクを考えておく必要があります。

クラウドドライブを安全に使うには

クラウドドライブを安全に使うにはいくつかのポイントがあります。

・サービスを過信しない
・流出して困るデータを入れない
・バックアップをしておく

サービスを過信しない

クラウドドライブ使う上で重要なのはサービスを過信しないことです。特に無料のサービスは危険なものだと考えて使うのが正解です。

データは常にチェックされていると考えて間違いありません。プライバシーに関わるようなデータを入れるのは避けたほうがいいでしょう。機密情報を入れるのは論外です。

サービスは永久に続くわけではなくいずれ終了する可能性があります。数TBものデータをネット上で管理しようというのは無謀です。

流出して困るデータを入れない

流出して困るようなデータをクラウドドライブに入れるのは危険です。データはAIによって常にチェックされています。外部からの攻撃により盗まれる危険もあります。個人情報や機密情報を入れるのは避けたほうがいいでしょう。

安全性を考慮するならzipなどでパスワードをかけておく方法もあります。その際は「8桁以上の英数字」が有効です。それでも時間をかければ突破することが可能ですが、通常はそこまでする価値がないのでやりません。6桁以下のパスワードは短時間で破られてしまうので避けましょう。

バックアップしておく

最も確実なのはユーザーが独自にバックアップしておくことです。クラウドドライブのデータはいつ消えても文句は言えません。

常にデータのバックアップをしておけば、いざというときのデータ消失やサービスの変更にも対応することが出来ます。

データはなんらかのメディアに保存しておくのが確実です。メディアを使いたくなければ他のクラウドドライブに冗長化しておくことも有効です。

現在のところ手軽で有効なバックアップメディアは以下の2種類です。

・HDD ( SSD )
・USBメモリ・SDカード

パソコンならHDDにバックアップ

パソコンを所持しているならHDDにバックアップしておくのが確実です。HDDを処分してクラウドのみでデータを管理するというのはリスクでしかありません。

SSDが普及した現在でも容量が大きいHDDはバックアップメディアとして十分に有効です。

HDDにこだわる必要はなくSSDを使用しても構いません。HDDに比べて容量が少ないためバックアップ用途にはあまり向きませんが。

MLCタイプのUSBメモリやSDカードに保存

データの保存にUSBメモリやSDカードを使うなら「MLC」タイプが適しています。

フラッシュメモリはデータを保持できる期間に限りがあります。時間経過とともに電子が失われてデータが消失するからです。

安価なUSBメモリ(SDカード)に使用されているのは「TLC」タイプのフラッシュメモリです。3~5年がデータ保持の目安です。それ以上経過するとデータが消える危険があります。安価なUSBメモリやSDカードにデータを保存しておくのは危険です。

MLCタイプなら5年程度は持つのでデータを保存するのに比較的適しています。それでも長期間の保存は不可能なので定期的にデータをバックアップしておくく必用があります。

おわりに

クラウドドライブは便利ですがリスクもあります。過信しすぎるとサービス内容の変更に振り回されたりデータを消失する危険があります。

重要なのはデメリットを知った上で使用することです。

データのバックアップは常に必要です。データが失われても誰も助けてはくれません。最後に信じられるのは自分自身です。

便利と不便は表裏一体です。IT技術はデメリットを知った上で活用する必用があります。

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