ブラインドタッチができたらいいなと思ったことはありますか?
スマホ全盛の時代にまったく必要を感じないという人もいるかもしれません。そもそもブラインドタッチの意味を知らないという人もいます。パソコンのキーボードを見ずにカチャカチャと入力するあれのことです。
正式にはタッチタイピングといいます。ブラインドタッチは和製英語ですが日本で普及している言葉なので間違いというわけではありません。
目次
ブラインドタッチ(タッチタイピング)は必要か
結論から言うとパソコンを使うのには必要です。しかし必須というわけではありません。パソコンを使用する頻度によるからです。
大量の文字を入力するためにはタイピング速度が重要です。人差し指で入力したりキーボードを見ながら入力していては遅くなります。ブラインドタッチをすることで高速に入力ができるようになります。
文字だけではなくテンキーの配列を覚える必要もあります。EXCELなどで数字を入力する場合は基本的にキーボードのテンキーを使用します。入力する量が多いほどブラインドタッチの必要が増します。
タイピング速度はどれくらいあればいいのか
速ければ速いほど有利ですが、かといってやみくもに速さを求める必要はありません。
初心者の場合は1分間に50字を目指しましょう。1秒で約1文字です。少ないように思えるかもしれませんが、1時間で3000字に達するので文章にすると相当な量です。
重要なのはキーを打つ速さよりミスタイプをしないことです。ミスタイプをすると平均速度が下がります。ゆっくりでも確実にタイプをするほうが結果的にタイピング速度が上がります。
ローマ字入力とかな入力のどちががいい?
日本語入力の場合は「ローマ字入力」と「かな入力」の2種類があります。どちらにも一長一短がありますが、一般的にはローマ字入力が使われています。特に理由のない限りはローマ字入力を使いましょう。
ローマ字入力の特徴
キーボードの「アルファベット」キーから入力します。ローマ字でかなを入力してから漢字やカタカナに変換します。例えば「令和元年」なら、キーボードから「reiwagannen」と入力してから漢字に変換します。
26字のアルファベットキーを覚えれば入力が可能なので習得が簡単です。その一方でタイプするキーの量が多くなり入力速度は若干落ちます。
しかし1時間に3000字の文章を作成できる人間はなかなかいないので、速度的には十分といえます。
かな入力の特徴
キーボードの「かな」キーから入力します。26字のアルファベットキーに加えて48字のかなキーの配列を覚える必要があります。それに加えて捨て仮名(小さいひらがな)もあるので、文字数が多く習得のハードルが上がります。
キーボードによっては日本語向けではないものもあります。かなの表記がされていないので慣れていないと使いづらいという難点があります。
習得は難しいですが大量に日本語入力をするのに適しています。速筆を誇るという人はかな入力を覚えるといいかもしれません。
その他のキーについて
キーボードにはアルファベットやかな以外にも記号のキーがあります。日本語の場合は読点(、)と句点(。)を覚える必要があります。ハイフン(-)もよく使うので覚えておくといいです。
それ以外のキーについては使用頻度によります。プログラミングをするなら全般にブラインドタッチを覚える必要があります。日本語メインならそれほど重要ではありません。
初心者が最低限覚える指の配置
不慣れな人はそもそもどうやって両手を使いキーをタイプすればいいのかわからないと思います。しかし確実にわかるものがあります。ホームポジションです。

キーボードの「F」と「J」をよく見ると小さな突起がついているのがわかります。目で直接確認しなくても触れるだけでわかるようになっています。それが両手の人差し指の位置です。スタートラインのようなものです。ホームポジションに人差し指を置くと、必然的に他の指が隣のキーに配置されます。親指の役割は主にスペースキーを押すことです。
インターネットでブラインドタッチの練習をしよう
インターネット上にはブラインドタッチを練習できるサイトがいくつも公開されています。そういったサイトを利用することで効率的に習得することができます。
Benesse マナビジョン
https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing/
※パソコンのみで利用できます。

ホームポジション、日本語入力(ローマ字、かな)、英語入力の練習ができます。
e-typing

ローマ字、英語、かな入力の練習ができます。会員登録することで記録を残すことができます。記録を見ながらモチベーションを上げるのに適しています。。
タイピング練習道場
制限時間内にタイプした文字数によってスコアが得られます。ブラインドタッチに慣れてきたらチャレンジしてみましょう。
ネット以外では有料ソフトもある
インターネット以外では有料のタイピング練習ソフトが販売されています。ゲーム感覚で練習できるものもあるので、楽しみながら習得したいという人におすすめです。
実践してみよう
練習ばかりでは飽きると思います。習得への一番の道は実践することです。TwitterやLINEを使っているならパソコンでやることをおすすめします。キーボードを使っているうちに自然とブラインドタッチが身についていきます。
おわりに
難しいと思われがちなブラインドタッチですが、誰もが最初からできていたわけではありません。練習次第では誰でもできるようになります。チャレンジしてみたらどうでしょうか。