思考停止な人間ほどダブルスタンダードになる




日本人はお金の話を嫌う傾向があります。お金の話だけではなく、お金を儲けることにも拒否感を持つ人がいます。お金儲けをしている人を激しく批判することもあります。「お金儲けは卑しい行為」と考えているのです。

一生懸命勉強して学校の成績を上げ、ハイレベルな学校に進学し、高収入な職につくのが良いという風潮があります。親や教師は子供にそういった人生を期待して押し付けようとします。

誰もが可能な限り高収入な職につきたいと考えます。低収入でいいから大企業に就職したいという人はまずいないでしょう。わざわざ苦労する意味がありません。公務員が人気の職業なのも収入が安定しているからです。すべてはお金のためなはずです。

その一方で「お金儲けは卑しい」とのたまうのです。

まったく矛盾しています。まさにダブルスタンダードです。

お金の話に限らず、あらゆることにダブルスタンダードはあります。しかし、主張している人は矛盾に気づきません。自分が矛盾しているとは夢にも思いません。

思考停止な人はダブルスタンダードになる

ダブルスタンダードな人は思考することを放棄しています。自分で物事を考えられないので、判断基準を他者に求めます。

そして、「みんなが言っている」「親や教師が言っていた」といった価値観を鵜呑みにします。彼らにとっては、誰かが正しいと言っていることが正しいのです。それをあたかも自分の価値観や常識のように捉えます。

自分で考える能力がないため、たとえ矛盾した価値観が混在していても気づきません。矛盾を指摘されても理解できません。それどころか、認知的不協和を起こして激しく反論を始めるのです。

ダブルスタンダードな人は自分がなにを言っているのか、なにを主張しているのかが認識できません。メタ認知能力が低いからです。

思考停止なうえに、自分がなにをやっているのかも認識できない、まさに動物のように生きている人たちなのです。