拡張子とはコンピューターで扱うファイル名の一部のことです。
Windowsではデフォルトで非表示になっていますが実はファイルを判別するために重要なものです。
なぜ拡張子が必要?
拡張子はファイルの種類を区別するために必要なものです。jpgなら画像、txtなら文字データといったように中身を確認しなくても拡張子で判別することができます。
同じような名前のファイルが存在していても拡張子があることで「aaa.jpg」や「aaa.txt」のように区別することができます。
拡張子が3文字の理由
拡張子は通常、半角文字で3文字がつけられます。必ず3文字であるとは限りません。4文字やさらに長くなる場合もあります。
昔はMS-DOSで「ファイル名8文字 + 拡張子3文字」という制限があったのでその名残りです。Windowsではロングファイルネームに対応しているので長い文字数の設定が可能です。やみくもに長くする意味がないので一般的には3文字に収まるようにつけられています。
アイコンでファイルの判別はNG
拡張子がわからなくてもアイコンで判別できるのではと思うかもしれません。しかしアイコンは関連付けされたソフトによって変わることがあります。アイコンのみで判断しているとどのファイルなのかわからなくなる可能性があります。
拡張子が間違っている場合もあります。画像データではjpgのはずが拡張子がpngに変わっているような場合があります。本来ならこの時点で正常にファイルを読み込めません。
ブラウザによっては拡張子が間違っていてもヘッダから適切にファイル形式を判断して表示する機能があります。一応表示はされるのですがファイルとしては間違っています。
アイコンのみでファイル形式を判断しているとトラブルの原因になります。拡張子がわかっていればトラブルにも適切に対処できます。
拡張子は基本的なものを覚えればOK
ファイルの名前は基本的に「ファイル名 + .(ピリオド) + 拡張子」で構成されています。
拡張子の種類は画像などの汎用の形式からソフトの独自形式まで膨大な種類があります。すべてを把握することは不可能です。一般的なファイル形式を覚えておけば十分です。
一般的な拡張子
・画像
jpg (jpeg)、gif、png、bmp
・動画
mp4、mts、m2ts、avi、wma
・音声データ
mp3、ogg、aac、wav
・テキストデータ
txt
・ウェブページ
html (htm)
・実行プログラム
exe
・MSエクセル
xlsm、xlsx、xls
・MSワード
dotx、dot、docm、docx、doc
これらは一般的に使われている拡張子の一部です。動画や音声データはさらに数多くの種類が存在しています。エクセルやワードはバージョンアップにより新しい形式が増えました。今後はさらに増える可能性があります。
多すぎて訳がわからないかもしれませんが、その都度覚えていけば問題ありません。
Windows10で拡張子を表示させる方法
Windowsではデフォルト設定で拡張子が非表示になっています。不慣れなユーザーにわかりやすくするための措置です。パソコンを使いこなすには表示させる必要があります。
エクスプローラーの設定を変えて拡張子を表示させます。
エクスプローラーを起動します。

「表示」の項目にタブを切り替えます。「ファイル名拡張子」の項目にチェックを入れます。
これでファイル名に拡張子が表示されます。
おわりに
拡張子はパソコンを扱ううえでの基本です。拡張子を覚えることで簡単にファイルの種類を判別できるようになります。
膨大な種類がありますが慣れれば難しくはありません。ぜひ覚えてみてください。
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