就寝時になかなか寝付けないという人は多いのではないでしょうか。
原因のひとつは生活環境に光が溢れていることです。
照明だけではなくテレビやスマホからも光が発せられています。それらの光が睡眠の妨げになっているのです。しかし、現代社会で夜に照明なしで生活することは不可能です。テレビやスマホなしで過ごすのも難しい。どうすればいいのでしょうか。
なぜ光が睡眠を妨げるのか
睡眠に必要なのは体内で合成されるメラトニンです。しかし光はメラトニンの合成を抑制します。
特にブルーライトはメラトニンの合成に悪影響を及ぼします。網膜の神経節細胞にあるメラノプシンがブルーライトに反応することでメラトニンの合成を抑制するのです。
白色LEDを使用した照明が普及しつつあります。テレビやスマホのバックライトにも白色LEDが使用されています。ところが、白色LEDの光にはブルーライトが含まれているのです。
白色LEDだけではなく蛍光灯からも若干のブルーライトが発しています。現代人の生活環境には常にブルーライトが存在しているのです。
これでは睡眠が妨げられるのは当然です。
光の影響を減らすには
光源をなくすことはできなくても影響を減らすことは可能です。テレビやスマホは支障がない程度に画面の明るさを下げます。就寝前にテレビやスマホを見ることは避けましょう。
さらに色温度を下げることでブルーライトをカットすることができます。調整できる場合は色温度を下げます。色温度が下がり画面が赤みがかるほどブルーライトが減少していきます。
照明はLEDも蛍光灯も白色ではなく電球色のものを選びます。これにより色温度を下げることができます。
実際に電球色の蛍光灯を使った感想
白色の蛍光灯と光量は同じですが室内は若干赤みがかり薄暗く感じます。気休め程度かもしれませんが、以前よりは寝付きが良くなったような気がします。
特別なコストはかからないので、なかなか眠れないという方は試してみるといいかもしれません。