Windowsの新バージョンが出るたびに性能が向上したと謳われます。しかし本当にそうでしょうか。
新しいデバイスや規格に対応するという意味では進化しているのでしょう。しかし使用感はどんどん悪化しています。2000年あたりのWindows以降、次々と変更が加えられていった結果、非常にごちゃごちゃとしたデザインになっていきました。
バージョンが上がるほど操作は煩雑になっていきます。既存の機能を回りくどい操作に変えてあたかも目新しくなったように演出します。これはMSの常套手段です。そのせいで山手線でわざわざ遠回りするような状態になっています。ユーザーがそんなものを望んでいるのでしょうか。
企業は利益を出すためには新製品を出さなければならないというのは理解できます。しかし目新しさを出そうとして改悪するのは駄目です。
Windowsが採用しているGUI(Graphical User Interface)の長所は人間が直感的に操作できることです。だからこそこれほどWindowsが普及しました。しかしバージョンアップのたびにGUIの良い部分が失われていきます。なんのためのGUIだかわかりません。CUI(Character User Interface:コマンドプロンプト)の方がマシなのではないかと思えてきます。CUIの環境でユーザーが自由にGUIを選べればいいのではないでしょうか。
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Windows7以降パッとしないマイクロソフト
Windows7の発売以降、Windows8と8.1が発売されました。しかしほとんどシェアが伸びませんでした。7で十分なうえに8(8.1)のUIがひどいからです。新しい試みだったのはわかりますが誰の目にも失敗作です。そのため、8と8.1の両方のシェアを合わせても7の4分の1程度でした。よっぽど不評だったのがわかります。なぜ製作中に気づかなかったのでしょうか。ユーザーはテスターではありません。
後継バージョンが不人気だったせいでWindows7は長期間にわたり高いシェアを維持していました。Windows10が発売されてからも7は高いシェアを維持していました。7のサポート打ち切りを発表したり無償アップデートをした結果、10の発売から2年後にやっと7のシェアを越えることができました。
Windows7は2009年の発売以来8年もの間、多くのユーザーに支持され続けたのです。
Windows10を進んで使いたいという人がいるのでしょうか。最新のシステムに対応するためには必要なのかもしれませんが、使い勝手は何一つ向上していません。半端にモバイルOSのようなデザインが採用されていて統一感がありません。ファッションセンスのない人間が無理にオシャレをして痛々しいような感じです。なにもしない方がまだマシなんじゃないでしょうか。
OSとしてはWindows7の段階で飽和状態に達していました。それ以上は誰も求めていなかったのではないでしょうか。その証拠に8(8.1)は普及しなかったし10もサポートの打ち切りで強制的に乗り換えさせるしかありませんでした。昔のようにゴリ押しで普及させる手段は通用しなくなっているのです。
マイクロソフトは役目を終えたのではないか
MSにとって最悪なのはスマホの普及です。ネットを利用するのにパソコンは必須ではなくなりました。かといってMSにモバイル端末を作るセンスはありません。Windows8(8.1)や10のデザインセンスのなさを見れば一目瞭然です。モバイルを意識しつつAndroidやiOSには遠く及びません。
さらにMSはハードウェアに関わるとポンコツぶりを発揮します。歴代Xboxを見ても明らかです。Windowsが普及できたのはパソコンを自社開発せずPC/AT互換機に対応して他社のパソコンに搭載したからです。
アップルのような熱烈なファンはいないし、Googleのように上手いことをやるセンスもありません。さらに頼みのWindowsは進化どころか退化を始めています。劣ったものを強制されるユーザーはたまりません。
MSがパソコンの普及に貢献したのは確かです。しかしそれは昔の話です。すでに役目が終わったという感があります。それにもかかわらずWindows10のゴリ押しを行います。ゴリ押しが効くのは圧倒的に勝ってる場合だけです。モバイル機器が優勢な状況でMSは自らに引導を渡してしまったのではないでしょうか。
Windows7の無償アップデートは現在でも可能
2020年1月14日でWindows7のサポートが終了します。
たとえWindows10に抵抗があってもアップデートの必要があります。
Windows Updateによる無償アップデートは2016年に終了しています。しかし現在でもMSのサイトのアップデートツールを使用することでWindows10への無償アップデートが可能です。下記のページからダウンロードができます。

今すぐダウンロードをクリックしてプログラムをダウンロードします。

ファイルを保存をクリックして適当なフォルダかドライブに保存します。

ダウンロードしたアップデートツールを実行するとライセンスが表示されます。
同意するをクリックするとアップデートが開始されます。
あとは自動的にアップデートが進行します。所要時間は3時間程度です。途中で数回自動的に再起動が行われます。アップデートが終了したわけではないので電源を落とさないよう注意しましょう。
アップデートに際しての注意
Windows10に未対応のソフトがある
セキュリティソフトによっては未対応なためアンインストールを促されることがあります。実際はWindows10に対応していれば動作します。一旦アンインストールしてアップデート後に再インストールしましょう。
デバイスドライバが未対応な場合がある
周辺機器によってはメーカーが提供するデバイスドライバが未対応な場合があります。その場合はドライバのアンインストールが必要です。Windows10に実装されているドライバが対応していれば動作する可能性があります。詳しくはメーカーのサイトで確認してください。
アップデートに時間がかかってもフリーズしたわけではない
アップデートの終盤は進行に時間がかかることがあります。一見止まってるようでもフリーズしたわけではなく処理は進んでいます。リセットしたり電源を落とさないようにしましょう。