字下げは必須ではない

字下げとは段落の始めに一文字分を空けるあれのことです。文章を書くときの規則となっています。

しかしネット上の文章では字下げを行わない傾向があります。規則をまるで無視していることになります。これはルール違反なのでしょうか。

なぜ字下げが行われるのか

そもそもなぜ字下げが行われるのでしょうか。それは文章を読みやすくするためです。

字下げによって段落の始まりが明確になります。紙媒体ではスペースが限られています。たった一文字分を空けるだけでもだいぶ読みやすくなるのです。

もし字下げがなければどこになにが書かれているかわかりづらくなります。読んでいる場所を見失えば探すのに苦労します。そうならないための工夫が字下げです。



デジタル媒体で字下げは不要

字下げは文章を読みやすくするための工夫です。

では、字下げがなくても読みやすい場合はどうなるのでしょうか。字下げが必須ではなくなります。デジタル媒体はまさにそんな状況です。

字下げはスペースが限られた紙媒体のための工夫です。デジタル媒体では実質無制限にスペースを使用することができます。デジタル媒体の強みです。

デジタル媒体では字下げの代わりに段落ごとに行を空ける手法がよく用いられています。字下げに比べて圧倒的に読みやすくなります。どれだけ行を空けたところで増える容量は微々たるものなので、こちらのほうが都合がいいのです。

従来の規則は廃れつつある

素人だから字下げを行わないというわけではありません。ネット上では商用の媒体からも字下げが消えつつあります。

ニュースサイトでは字下げを行わない記事は珍しくありません。字下げに代わって一行空けが用いられています。そのほうが圧倒的に読みやすいからです。

小説投稿サイトでは一般の規則にならって字下げが行われています。それに加えて一行空けも使われています。一応小説としての体裁を保ちつつデジタル媒体として読みやすい工夫がされています。

デジタル媒体では従来の規則にとらわれない表現方法が必要とされます。



字下げは媒体によって使い分ける

字下げがまったく不要というわけではありません。あくまでネット上の媒体で廃れつつあるということです。

字下げが必要な場合もあります。そのときは字下げを使用したほうがいいでしょう。

必要なのは媒体によって使い分けるということです。

おわりに

字下げはあくまでも文章を読みやすくするための手段です。必須なルールではありません。

特にネット上では字下げにこだわる必要はありません。字下げをするとかえって読みづらくなるほどです。

これからの時代は媒体によって使い分けていく必要があるのです。