このサイトは開設時から「さくらインターネット」の「ライトプラン」で運営していました。
ライトプランでは通常はWordPressが使えません。MySQLが未対応だからです。
そこで、ライトプランでもWordPressが動くようにするために、プラグインの「SQLite Integration」を使っていました。
しかし、アクセス増を目指すならこの方法は勧められません。
高負荷に耐えられるサービスに移行する必要があります。
この際だからと、速いと評判のmixhostに移転することにしました。
移転のためにはSQLliteで運用していたデータを移行する必要があります。
しかし、SQLliteを使っていると、正常に動作しないプラグインがあるのです。
そこで、プラグインを利用したバックアップではなく、手動で行うことにしました。
その方法を書いていこうと思います。
目次
mixhostの利用申請
mixhostは10日間の試用ができます。
※試用期間内に本契約をすると、その時点で試用期間は終了します。

サイトに表示されている各プランの「お申込み」のリンクから申請します。
移行準備
WordPressのデータのエクスポート
現在、SQLliteで運営しているサイトからデータをバックアップします。
バックアップをする前に、サイトを公開停止状態にします。
WordPressの管理画面から、プラグインの「WP Maintenance Mode」をインストールして有効化します。
設定 → WP Maintenance Mode → 有効化 のチェックを入れます。
「設定を保存」します。
これでサイトが公開停止になりました。
WordPressのデータのエクスポート

WordPressの管理画面から、
ツール → エクスポート → すべてのコンテンツにチェックを入れます
「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックします。
wordpress.20xx-xx-xx.xml
というファイルが作成されるので、PCに保存します。
※xxには日付が入ります。
すべてのコンテンツというわりにはxmlファイルはサイズが小さいです。
画像データが含まれていないので、別途ダウンロードする必要があります。
画像ファイルのダウンロード
FTPソフトを使い、サーバー内のWordPressをインストールしたディレクトリにアクセスします。
/wp-content/uploads/ のディレクトリ内にある「すべてのファイル」をフォルダごとダウンロードします。

※FTPソフトを使わなくても、ダウンロードができるなら手段はなんでも構いません。
これでデータの準備はできました。
mixhostの準備
独自ドメインの設定
独自ドメインを使用している場合は、ドメインの登録情報をmixhostのネームサーバーに変更します。
※変更方法は利用しているサービスにより変わります。
スタードメインの場合

2つのネームサーバーを登録します。
ネームサーバー 1: ns1.mixhost.jp
ネームサーバー 2: ns2.mixhost.jp
mixhostに独自ドメインを登録
mixhostのcPanelにログインします。

「ドメイン」の項目「アドオン ドメイン」をクリックします。

「新しいドメイン名」に、使用する独自ドメインを入力して、「ドメインの追加」をクリックします。
ドメインの設定は以上です。
mixhostにWordPressをインストール
こちらの記事を参照してください。
バックアップしたデータをWordPressにインポートする
サイトを停止状態にする
mixhostに作ったWordPressのサイトが初期状態のまま公開されています。
移行が済むまで停止しておきます。
WordPressの管理画面から、プラグインの「WP Maintenance Mode」をインストールして有効化します。
設定 → WP Maintenance Mode → 有効化 のチェックを入れます。
「設定を保存」します。
テーマを変更する
まず、移行する前の最後に使っていたテーマに変更します。
これを怠ると、デフォルトのテーマの独自サイズの画像が大量に作成される場合があります。
画像データをアップロード
バックアップしておいた画像ファイルをFTPソフトでサーバーにアップロードします。
/wp-content/uploads/ に、フォルダごと画像をアップロードします。

/wp-content/uploads/2017/
/wp-content/uploads/2018/
ディレクトリ構成がこのようになるようにアップロードします。
※画像ファイルは、ダウンロードしたすべてをアップロードします。
ファイルが抜けていたりする場合は、データベースとの整合性が保てなくなり、記事に画像が表示されないなどの不具合が起きます。
データをインポートする
WordPressにログインして管理画面を表示します。
ツール → インポート → WordPress → インポーターの実行
バックアップしておいた、wordpress.20xx-xx-xx.xml を参照して読み込ませます。
サイトにアクセスして、記事が正常に表示されているか確認します。
表示されていればインポートは成功です。
アイキャッチ画像や記事内の画像が読み込まれない場合は
手順を間違えている可能性があります。
サーバーへの画像のアップロードが正確に行われていない場合は、データベースに参照されずに画像が読み込まれません。
ディレクトリ構成を見直してください。
インポートをやり直す方法
一旦、データベースを初期化する必要があります。
プラグインの「WordPress Database Reset」を使用します。
WordPressの管理画面からインストールして有効化します。
ツール → WordPress Database Reset からリセットを行います。
入力フォームに「reset」と入力して、「Reset database」をクリックします。
これでデータベースが初期化されます。
アップロードした画像のディレクトリを見直してから、インポーターの実行をやり直してください。
以上で移行は終了です。
このあとは、ウィジットの設定やプラグインのインストール、その他の設定をそれぞれ行います。
すべての設定が済んだら、「WP Maintenance Mode」を無効化してサイトを公開状態にします。
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