パソコンは何年使える? 寿命を左右する要素

パソコンは何年使えるのでしょうか。

一般的には5年が目安だと言われています。長くても10年程度です。

それ以上は壊れて使えないのかというとそういうわけではありません。すべてのパーツが5年から10年で壊れるわけではないからです。パーツによっては交換することもできます。

パーツの寿命や耐久性を知ることで長期間パソコンを使うことも可能になります。

パソコンの寿命に影響するもの

パソコンの寿命に影響する要素はいくつかあります。

機械的な故障
コンデンサの寿命
電子部品の劣化
性能的な限界

パソコンの寿命といっても全体が壊れてしまうわけではありません。パーツごとに耐久性や寿命が違うからです。故障してもHDDのように比較的簡単に交換できるものもあります。

パソコンが何年使えるかというのは一番壊れやすいパーツを基準に考えられています。

実際はマザーボードのような基幹パーツさえ壊れなければ長期間使えることがほとんどです。

極端な話、壊れたパーツが交換できれば何年でも使えます。



機械的な寿命

HDD
光学ドライブ

機械的に動作しているパーツは寿命が短い傾向があります。代表的なものは「HDD(ハードディスク)」です。

HDDは大容量のディスクを内蔵しています。ディスクは毎分5400~10000回転で動作しています。さらにディスクにアクセスするためにヘッドが動作しています。非常に精密な機械のためパソコンの中ではもっとも壊れやすいパーツになっています。

HDDの寿命は3~5年です。高耐久のものだと7、8年は持つこともあります。

機械的に動作しているため長期間使用するほど消耗してきます。どんなにていねいに扱っても一定の使用時間を超えると故障率が上がります。使用しなければ壊れないというわけでもないので注意が必要です。

電解コンデンサの寿命

電源
グラフィックボード
マザーボード

電解コンデンサは熱に弱い

電子機器の寿命にもっとも影響するのが「コンデンサ」です。特に「電解コンデンサ」にははっきりとした寿命があります。

電子機器を使用すると電解コンデンサの中の「電解液」が蒸発していきます。高温環境下でも電解液が蒸発します。夏場は高温にならないようにエアコンで室温を下げるなどの対策が必要です。

電解液が減っていくと完全には壊れていなくても不調を起こすことがあります。正常に動作したりしなかったりという現象が起きます。そうなると電子機器は寿命です。

電解コンデンサを使用した機器は「電解コンデンサの寿命=電子機器の寿命」といえます。

電解コンデンサを使用していない機器もある

現在では電解コンデンサに代わって「固体コンデンサ」が使われることが多くなりました。パソコンのマザーボードグラフィックボードで使用されています。これにより機器の寿命が向上しました。

低価格な製品は電解コンデンサが使用されていることがあります。そういった製品の耐久性はあまり高くはありません。価格相応です。

マザーボードやグラフィックボードを見るときはコンデンサを確認するとおおよその品質が分かります。

電源は電解コンデンサが使用されている

電源には一般的に電解コンデンサが使用されています。電解コンデンサだから低品質というわけではありません。粗悪な電解コンデンサが使用されていなければ問題ありません。

低価格な電源には注意が必要です。数字上のスペックに現れない部分で品質が削られています。価格相応といえます。

電源の電解コンデンサが寿命に達するとパソコンが不安定になったり最悪は他のパーツを巻き込んで故障を引き起こします。電源が駄目になればパソコンは寿命です。

ある程度の知識がある人なら電源を交換することも可能です。



電子部品の故障

ひんぱんに起きるものではありませんが電子部品が駄目になることもあります。多いのはハンダの劣化や腐食です。

メモリ程度なら簡単に交換できますが、マザーボードの場合は修理が高額になります。通常はパソコンの買い換えになります。

湿度結露は電子部品の不調の原因になります。注意が必要です。

性能的な限界

今では基本的に考える必要はありません。

現在のパソコンは非常に高速です。昔と比べると数十倍の処理性能になっています。ローエンドのパソコンでも決して遅くはありません。

パソコンはすでに十分すぎる性能に達しています。今後OSが狂ったようなスペックを要求しない限り性能が不足することはありません。

パソコンを長持ちさせるにはどうすればいい?

熱に注意

電子機器は熱に弱い傾向があります。なるべく高温環境下で使うことは避けてください。特にパソコンはCPUグラフィックボードが発熱するので熱がこもらないように配慮が必要です。

夏場はなるべくエアコンを使ってください。気温が30℃を超えると確実に熱いです。人間が暑いと感じる環境はコンピューターにも過酷です。

静電気に注意

パソコンの内部に触れる機会があるなら静電気に注意が必要です。静電気は電子機器を破壊します。

パーツを交換する際には静電気に注意しなければなりません。アルミサッシなどに触れて体内の静電気を逃してから作業をしてください。

確実に静電気を防ぎたいときは綿の手袋を使用するといいです。ホームセンターなどで売られています。

おわりに

パソコンの寿命は5年といわれています。しかし5年程度で全体が使用不能になるわけではありません。パーツによっては長期間使えます。

たとえ壊れても交換可能なパーツもあります。ある程度知識があれば少なくとも7、8年は使用できます。

現在のパソコンはスペック的には十分に高性能です。ゲームなど特定の用途ではない限りスペック不足になることはありません。

使えるものを数年おきに処分してしまうのはもったいないです。パーツの耐久性や寿命を把握することで長期間使い続けることが可能になります。