コミュ症ってなんだろう? 多くの人は、「口下手」、「他人と会話をしたり関わるのが苦手」、「一人でいるのを好む」、そんな人をイメージするのではないでしょうか。
確かに、そういう人とはコミュニケーションが取りづらいという部分はあるでしょう。話をしても会話が続かない、そもそも話すことすらない、などなど。
ですが、実際にはもっと深刻なコミュ症があるのです。本当のコミュ症です。
例えば赤ん坊。育児経験のある方ならおわかりでしょう、真夜中だろうがなんだろうが突然ギャーギャーと泣き出します。そこで母親は叩き起こされます。そんなときには、ひたすらあやすしかありません。そこで、「夜中だから静かにしましょうねー」なんて言ったところで聞きやしません。
そうです、これがまさにコミュ症なのです。別に赤ん坊がコミュ症と言いたいわけではありません。コミュ症がどんな状態なのかという例です。
赤ん坊なら、そういうものだと認識されていますし、可愛げがあるので許されます。
それでは、許されない状態とは? それは大人です。
ことあるごとに大声を張り上げてひたすら自己主張ばかりする人、あなたの周りにいませんか?
会話中に、相手の話をさえぎって自分の話を始める人、いませんか?
そういう相手とは会話が成立しないし、意思の疎通が困難です。泣きわめく赤ん坊と同じです。
特に、話し好きな人にそういう傾向があります。気がつくと、自分だけペラペラと話をしていて、相手は聞いているだけ。なかには、それにすら気づかずに話し続ける人もいます。当然、相手は白けています。
もちろん、話し好きな人がすべてそうだと言いたいわけではありません。芸能人のように、会話を楽しく弾ませられる人は大勢います。そこは、はっきりと区別する必要があります。
では、本当のコミュ症の人はどうすればいい? 簡単です。会話をするときには相手の話を聞きましょう。それができればコミュ症ではありません。
現在、自分がコミュ症だと思っている人も、特に悩む必要はありません。人の話を聞くことができれば、コミュ症ではないのですから。