のび太君と聞いてイメージするものはなんでしょうか。
「ドジ」、「ノロマ」いろいろあるかと思います。
そしてなにより、「勉強ができない」。
テストでひどい点数をとり教師やママからたびたび叱られています。宿題もロクにやらずにドラえもんの道具に頼ったり、ママの監視の元でやっと消化したりとダメダメな状態です。
どうしても勉強に身が入りません。よっぽど勉強に適さない環境にいるのでしょうか。
物があると気が散る
物があると気が散ります。これは人間の意志に関係なく脳が自動的に処理していることだからです。
脳は視界入ったものに対して自動的に判断を行います。
目の前にお菓子があれば、食べるか食べないかという判断をします。本があれば読むか読まないかという判断をします。あらゆるものに対して判断を行っているのです。
机の上が乱雑としていると、それらの物に対してもいちいち判断が行われます。勉強をしようと思っても脳は余計なことにエネルギーを使ってしまいます。集中が妨げられるのは当然です。
そこで、机の上に必要最低限のものだけを置いておけば、脳は余計なエネルギーを使わずにすみ、勉強に集中しやすくなります。
もっとも勉強に適さない机とは
机の上が散らかっていると気が散って集中しずらくなります。しかし、散らかっていなくても物が存在するだけで集中が妨げられます。
さらに、机のデザイン自体が勉強に適さないものがあります。
本棚があるタイプの机
よくあるデザインですね。しかし、勉強をするには最悪です。
勉強をしようとしても、目の前に本が並んでいるだけで脳は無関係なことに処理を行います。勉強をするために必要なエネルギーがどんどん奪われていきます。穴の空いたバケツで水を汲むようなものです。
こんな状況で子供に勉強に集中しろというは無茶な話です。
勉強に適した机とは
では、勉強に適した机とはどういうものなのか。
それは、勉強に必要なものだけが存在している机です。それ以外の一切のものはが不要です。
鉛筆は一本あれば十分です。漢字のドリルをやるのに算数のドリルは不要です。
必要最低限のものだけがあれば、それだけ脳が余計なエネルギーを消費せずにすみます。その分、集中力を高めることができます。
のび太君の机は勉強に適している
ドラえもんの作中で描かれるのび太君の机は、ごちゃごちゃと物が置かれていません。あっても鉛筆立てや数冊の本くらいで、ずいぶんとスッキリしています。
あまり勉強をせず、宿題を忘れてばかりののび太君ですが、机の上は意外と勉強に適していたのです。