【ハロー効果】テレビが視聴者をコントロールする心理テクニック

テレビは巧みに視聴者をコントロールしようとします。そのひとつの手段が「ハロー効果」です。

ハロー効果は一種の心理効果です。悪用すればたとえ嘘だろうと捏造だろうと視聴者に信じ込ませることができてしまいます。

視聴者は無意識に影響を受けています。自分がコントロールされているとは夢にも思いません。非常に危険です。

ハロー効果とは

ハローとは後光のことです。仏像の背後に描かれている円形のあれです。ハロー効果のことを後光効果と呼ぶこともあります。

その人物の経歴や外見によって実際の能力以上に高評価を受けることがあります。

有名大学を卒業していたり医師や弁護士などのお硬い職業についていたら人間的にも立派なのではないかと判断されます。容姿が整っているだけでも有能なのではないかと評価されます。

しかし実際はそうとは限りません。

親の七光りで政治家や芸能人をやっている人間もいます。当人はパッとしなくても親の後光で過大評価を受けます。親に実績があるため子供も同様に違いないという考えが働くからです。

こういった偏見はハロー効果の影響によるものです。



テレビはハロー効果で視聴者をコントロールする

謎の大学教授

テレビを見ていると大学教授や専門家と称する人物が出演することがあります。目的はハロー効果を利用して放送内容に説得力を持たせるためです。

テレビは専門的な内容を扱うことが目的ではありません。あくまで話題性のためです。実際、専門家が出演しても話す時間は限られています。内容について扱う時間はほとんどありません。

場合によっては畑違いや素人同然の人間を出演させているかもしれません。もしかしすると台本を読んでいるだけかもしれません。

たとえその分野のスペシャリストだとしても実際のところ視聴者には判断がつきません。わずかにコメントするだけで視聴者になにがわかるのでしょうか。

視聴者にとってこういった人たちは得体の知れない謎の人物なのです。

テレビとしてはそれでも問題ありません。疑問に思う人間は少数です。重要なのはそれっぽい人物がそれっぽいコメントをして視聴者が信じることです。

そのためにテレビはハロー効果を利用しているのです。

正体不明の識者

大学教授や専門家なら本当に専門分野なのかもしれません。ところが有識者と呼ばれる人たちにいたってはまったく正体不明の存在です。

有識者ってなんですか?

なんだかよくわからないけど立派そうなイメージを持たれています。

大学教授ではない人物を大学教授と名乗らせたら嘘になりますが有識者は自由です。地位も資格も必要ありません。専門知識すらないかもしれません。なくても嘘ではないのですから。

有識者会議なんていうものがよくありますがなにをやってるのかはまるで謎です。なんの役にも立たない一般人や素人レベルの人間が参加していても外部からはわからないのです。

有識者なんて聞くと立派そうな人間に思えるかもしませんが実際のところは正体不明です。

メディアやネット上で妄言をまき散らす人物が有識者に選ばれていることもあります。権威もへったくれもありません。有名人なら誰でもいいのでしょうか。

こういったものもハロー効果を悪用している典型です。

一般人がコメンテーター?

テレビにはよくコメンテーターと称する人物が出演しています。

ただのタレントがスーツを着てしたり顔でコメントしていることがあります。ただそれだけでもそれっぽく見えます。こういったものもハロー効果を利用しています。

本業をほっぽり出してタレント化している出演者もいます。陸に上がった河童のような人間になにができるのでしょうか。挙げ句にただの一般人をコメンテーターに起用していることもあります。本当に誰でもいいらしいです。

テレビがやっていることは、いかに「主語」を大きくするかです。そのためにはコメンテーターを出演させるという手法は非常に有効です。

テレビ自体にもハロー効果が働きます。たとえ雑な内容でもテレビで放送しているというだけで影響力があるのです。

人は見た目というのは事実だけど危険

人は見た目といいます。確かに身だしなみは重要です。医者が汚い身なりをしていたら実力に関わらず患者は不安になるでしょう。

身なりに配慮できるというのは人としての重要な要素です。

しかし立派なスーツを身に着けていれば中身が立派になるわけではありません。その気になればいくらでも取り繕うことができるからです。

ハロー効果も同じです。立派そうな経歴や容姿の持ち主でも内面までは判断がつきません。経歴を詐称する人間もいます。経歴が正しくても実力はゴミレベルかもしれません。いい人そうに見えてもクズかもしれません。

外見は重要ですがその一方でまったくアテにならないということです。

ハロー効果は無意識に影響を受けてしまうので、影響を受けすぎないよう常に意識する必要があります。



眉につばをつけよう

なぜ眉につばをつけるのか

キツネやタヌキは人を騙すという伝説があります。昔の人間はもののけに眉毛の本数を数えられると化かされてしまうと考えていました。

化かされないためには眉毛につばをつけて本数を数えられないように対策したのです。

テレビを見るときは常に眉につばをつけておきましょう。特に大学教授や有識者といった人物が登場したときには視聴者をコントロールしようとしている可能性があります。そんなときは眉毛につばをつけて化かされないようにする必要があります。

おわりに

テレビは巧みに心理効果を利用しています。そのひとつがハロー効果です。

純粋な人ほどハロー効果に影響されがちです。しかしそれはいいようにコントロールされているに過ぎません。

コントロールされないようにするためには影響を受けていることを自覚する必要があります。どんなときにどんな影響を受けるのかを知る必要があるのです。

テレビを見るときは眉につばをつけましょう。