プライバシーが保護されるサーチエンジン DuckDuckGoとは?

サーチエンジンではGoogleが世界的なシェアを持っています。

日本ではYahooのシェアもありますが、実際はGoogleの検索エンジンが使用されています。そのため実質Googleの検索が使われていることになります。

Google以外ではマイクロソフトのBingが若干健闘しています。それ以外のサーチエンジンは壊滅的です。

そんな状況で注目を浴びつつあるのが「DuckDuckGo(ダックダックゴー)」です。

DuckDuckGoはプライバシーが保護されている

DuckDuckGoと言われても知らないという人が大半だと思います。利用者どころか知名度すらないのが現状です。

DuckDuckGoの特徴はプライバシーが保護されていることです。利用者の利用履歴を記録しないことを経営方針にしています。

普段、利用者はなにげなくサーチエンジンを利用しています。その裏では利用者がどんなワードで検索したかやどういったサイトを閲覧したかといった情報が収集されています。企業にとってはユーザーの動向を知るための貴重なデータとなっています。

データを収集されたからといって実害はありませんが潜在的なリスクをはらんでいます。しかしサーチエンジンの利用規約にも書かれていることなので文句は言うことはできません。嫌なら利用をやめるしかないのです。

DuckDuckGoは利用者の情報を記録しないことを方針としています。プライバシーを心配することなく使用できるサーチエンジンといえます。



なぜプライバシーが重要なのか

やましいことをしていなければ気にする必要はないと考えるかもしれません。しかしそれは甘い考えです。

ネットの発達によって世界は監視社会になりつつあります。

ある国ではすでに相当な監視社会が出来上がっています。電話は盗聴され市民が不穏な発言をすれば要注意人物としてマークされます。人間の歩き方で個人を特定する技術も実用化されています。たとえ顔を隠していても監視カメラに姿が映るだけで誰だかわかってしまうのです。社会は四六時中監視されています。まさにSFで描かれるようなディストピアです。

こいうったことは特定の国だけの話ではありません。インターネットは一種の監視システムとなりつつあるからです。

アメリカではネットで圧力釜を購入した人物がテロリストの容疑をかけらたことがありました。テロを未然に防ぐためとはいえ容疑者にされた人は災難です。

現在はスマホの普及でさらに監視社会が進んでいます。いつどこでなにをしたかといった情報が常に把握されているといえます。企業は規約を元に大っぴらにやっていますが個人がやっていればだたのストーカーです。

Googleはすでに利用者の情報を犯罪捜査に使用し始めています。

Googleが「特定のキーワードで検索したユーザー」の情報を警察に流していたことが判明 – GIGAZINE

犯罪が対象だから自分は関係ないというのは甘い考えです。可能性のあることはすべて起きるからです。一部のディストピアのような国が特殊だと考えるのは間違いです。すでに世界がそうなりつつあるからです。

こういったリスクを回避するという意味ではDuckDuckGoの利用は効果的だといえます。

DuckDuckGoはChromeでも利用可能

DuckDuckGoといわれてもよくわからないという人が多いのではないでしょうか。

実は最新のChromeには標準でDuckDuckGoが登録されています。

ChromeのデフォルトではサーチエンジンがGoogleに設定されているので大半のユーザーはそのまま使用しています。ですがDuckDuckGoに変更することも可能です。設定をすればデフォルトのサーチエンジンとして使用することができます。

Chromeに登録されているDuckDuckGo

ChromeだけではなくEdgeやFirefoxでもデフォルトのサーチエンジンをDuckDuckGoにすることが可能です。

スマホの場合はDuckDuckGo専用のブラウザをインストールして使用することもできます。Chromeベースなので使用感はChromeと似ています。



実際にDuckDuckGoを使った感想

情報の偏りがなく普通の検索結果

実際にDuckDuckGo使った感想は「特に優れてもいないし劣ってもいない」というものです。一言でいうと「普通」です。

比較対象がGoogleなのでちょっと劣って見えることは仕方がありません。とはいえGoogleも最近は検索結果の質の低下が目立ちます。

Googleでは企業のサイトばかりが上位表示され必要な情報がヒットしないことが多くなりました。しかも良質なサイトが必ずしも上位示されるというわけではありません。いまだにSEOに強いだけの低品質なサイトを見かけます。

それに比べれば普通な検索結果はむしろ好感を持てます。

DuckDuckGoではキュレーションサイトも比較的ヒットします。キュレーションサイトだからといって排除することはネットの多様性の否定です。そういった部分ではDuckDuckGoはサーチエンジンとして適切に機能しているといえます。

あいまいなワードには弱い

DuckDuckGoはあいまいな検索ワードには弱い傾向があります。しかし徐々にアップデートされつつあります。

例えば「とげった」で検索すると以前は「Togetter(トゥギャッター)」が検索結果に出てきませんでした。あいまい過ぎる検索ワードなのでヒットしなくても仕方がありません。しかしGoogleやBingではヒットしていたのでやっぱり弱いという感じがありました。

あいまいなワードで検索することに慣れているとちょっと物足りなく思えます。

ちなみに現在は「とげった」でもTogetterのサイトがヒットするようになっています。徐々にアップデートされていることが実感できます。

画像検索は弱い

画像検索はあまり期待できません。

「ヨシッ」で検索をするとGoogleでは「現場猫」が多数表示されます。DuckDuckGoでもわずかにヒットしますが申し訳程度です。

テキストベースでは検索ワードから現場猫を認識しているようですが画像検索には反映されていません。はっきり言って機能が弱いです。これはBingも似たようなものなのでDuckDuckGoが特に弱いというわけではなくGoogleが圧倒的なんだと思います。

画像検索をするなら素直にGoogleを使ったほうがいいでしょう。

DuckDuckGoはブロガーの味方

当サイトはDuckDuckGoに登録しているわけではありません。しかし記事を公開した翌日にはクロールされていることがあります。クロール申請をしているわけでもないのにとても速いです。

記事も比較的上位表示されやすいです。新しい記事ほど上位表示されやすい傾向があるようです。SEOを意識しつつ記事を書けばそれなりに上位表示されるという印象です。

しかしこれが普通なのではないないのでしょうか。SEO対策ばかり意識したところで記事の質が上がるわけではありません。それなら普通に書いた記事を普通に評価してくれたほうがいいのです。

おわりに

現在のDuckDuckGoはシェアも知名度もいまいちです。それでも徐々に認知され利用者も増えつつあるようです。TwitterではDuckDuckGoを使い始めたというツイートが多くあります。

性能もアップデートされつつあるので使いやすくなってきています。通常の使用で困ることはほとんどありません。足りなければ他のサーチエンジンで補完すればいいだけです。

プライバシーが気になるという人には特におすすめです。この機会にDuckDuckGoを試してみてはどうでしょうか。