常識ってなんだろう

かつて、地球は宇宙の中心で、そのまわりを宇宙が回っていると信じられていました。そう、天動説です。そして、それに異論を唱えたガリレオは非常識な存在でした。あげくに、彼は弾圧されてしまいます。

今考えると滑稽な話ですが、天動説が信じられていた時代にはそれが常識でした。科学的に正しいかどうかは関係なかったんです。
人間は、なにかしら自分が常識だと考えていることがあります。そして、それが常識だと信じています。さらに、大勢が信じているものが社会の常識になります。

大勢が信じている常識って、本当に正しいの? もしかして、天動説のようにまったく正反対の常識を信じているんじゃないの?

新しい発明や発見をした人は、たいてい非常識な存在です。そして、「なんて馬鹿なことをしているんだろう」と批判の対象になります。人間は、自分の常識から外れたことには抵抗感を持ちます。ガリレオを弾圧した人たちのような状態です。

かつて人は空を飛べませんでした。そんな時代の人たちからすれば、300人も乗せた飛行機が空を飛ぶなんて、極めて非常識なことしょう。

19世紀から20世紀初頭にかけて、飛行機を開発していた人たちは、非常識な存在でした。しかしそのご、人が空をとぶのは常識になりました。

常識はコロコロと変わります。なぜならそれは、人が信じているものが変わるからです。すべての常識が事実とは限りません。それどころか、大きく間違っている場合があります。天動説を信じていた人たちのように。